Lyric

芸術的な終幕は時間と共に片鱗を見せ

永遠と刹那の間

役目を果たせば

安堵に包まれるのか

事象が前提

自己の固有化

正しい事は次第に薄れ

見てきた物と与えた物は均一ではない

鼓膜を揺らす揺るぎのない音

孤独との共存

隔離されたこの場所は

始まりと終わりを繰り返し

聴こえるその声

鼓動の高鳴りを

それぞれの物語

答えを導き出し

この手で掬ったら零してしまう物ばかり

掻き集めた言葉の断片

過ぎゆく今を横目に

知っているか

思惑の外側

表裏一体

その眼に映した表情

記憶を辿る

理想に近づいているかは曖昧で

根拠は皆無に等しい

それでも我々は歩むことで成立している

可能性という響きのいい言葉を身に纏い

満身創痍の中で進んで行く

夜明けを境に時計の針は刻一刻と過ぎる

だがそれでもこの場所に立つと決め

怒りや矛盾と対峙

先の見えない恐怖と葛藤

断裂した思考

抱えきれない想い

差し出すその手

己を超えろ

幾度にも重なる残像

叫んだ声響き渡り

空に舞っていき

忘れてしまったとしても

また必ず巡り

小さな希望だけが残る

ここに価値を見出せるのなら終わりはない

残り僅かな時と共に

探し求め歩むその先へ

痛みが伴うのは承知の上で

幸福の意味を