Lyric

月夜に煌めく

朧な星

一つの祈りが

夜空に舞う

静かな夜、超え

重なる水面

誰かの陰に触れては

伸ばした手を引いて

まばゆい闇の中

身勝手に震えてた

もう信じることすら

臆病になった私に

差し出された優しい掌

重ねた手の温もりは心も溶かして

穏やかな波の中産声を上げた花

遠く彼方の光に届くように

儚くも　祈る声が

誰かに届くと信じて唄う

まだ、間に合うかな

哀しみを　携えた

遥かなこの世界で

「一人じゃないよ」と声になれば

その足跡が確かに疼く

一人じゃないと微笑みかけた

その泣き顔が優しく映る

それぞれの築く術を抱きながら

それぞれの道標を歩みながら

それぞれの記す夢を重ねながら