

冷蔵庫の中で
流星群が腐っていた
賞味期限は
たしか来週だったのに
洗濯機は海を回してる
ベランダには昨日の月が干してある
誰も気付かない
僕だけが知ってる
信号機は緑のふりをした赤で
横断歩道は眠れない羊の背骨
コンビニの自動ドアに
「さよなら」が挟まっていて
開くたびに
少しずつ削れていく
ねぇ
人間ってさ
壊れる時だけ
ちゃんと音が鳴るんだね
カラスの涙で沸かした珈琲は
やけに甘かった
たぶん砂糖じゃなくて
思い出が溶けてた
透明な骨を伸ばしながら
クラゲになれない月曜日を歩く
電柱に引っ掛かった夕焼けが
今日も助けを呼んでいた
だけど誰も見ない
みんな忙しいから
世界はずっと
正気の顔で狂っている
駅前の噴水から
言い訳だけが湧き続ける
僕らはそれを飲んで
大人になった
ねぇ
もしも明日
全部なくなったとして
君が最後に覚えているのは
名前じゃなくて
雨の匂いとか
帰り道の風とか
そういうものなんじゃないかな
だから僕は
壊れた傘に銀河を詰めて
ポケットの中で
夜を飼うことにした
冷蔵庫の中の流星群は
もう食べ頃を過ぎてしまったけど
腐った光だって
きっと誰かの
朝焼けになれるから。
- Lyricist
ema.
- Composer
ema.
- Producer
ema.
- Vocals
ema.

Listen to A Meteor Shower in the Refrigerator by ema.
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A Meteor Shower in the Refrigerator
ema.



