

耳澄ませば
鳴る恩の故
佳境を越えてまで
確かを求めてる
追憶の隅でふとなぞる潜像
歩み得た気色に
また出逢えるかな
刹那にすべてを賭けたなら
続ける事で我を保てるから
祈り途絶えた世の旅路で
未だ熱を帯び伝うのさ
胸を打つ聲が
途絶えぬ聲を轟かせて
ふいと我に帰らぬよう
朧げに伝うこの余情で
絶えぬ名を詠んでるから
熱を持てば
知る藁の盾
袖に縋ってまで
必然を恐れてる
追憶の陰でふと悟る真情
かの日射た兆しに面影は無いと
天下に終わりを告げたなら
手放す事で軌跡を繋ぐから
舵を失くしたこの渦中で
今朧げに聞こえるのさ
意志を持つ聲が
澱まぬ聲を轟かせて
苦悶の旗幟を掲げるまで
朧げに惑うこの夢中で
無類の真を求めるから
すべてが形を変えたなら
誦える事で我を忘れるから
明日を失くした無の机上で
ふと鮮烈に過るのさ
傷をなぞる聲が
愛らしい聲で囁いて
いつか我を失うまで
身に覚えのあるその腕で
絶えぬ聲が偲ばぬよう
途絶えぬ檄を歪ませて
軈て君が出で立つまで
身に覚えの無い狼煙を上げ
絶えぬ名を詠んでるから
狂瀾の舞を唸らせて
いつか天を仰ぎ見るまで
この胸に能う幻影を宿し
真の名を誦えるから
- Lyricist
Tyomo
- Composer
Tyomo

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