

伸びる柱に
鯨さえ
夢を見る
鋼鉄の虹
浮き上がり
髪が褪せたら
夢幻の海へ
空間の温度に
奪われた
油が浮く
轍を
伺う学舎
透明な身体に
詰め込んだ
格子が差す
針の
深夜屈折4時
肉声に
蟲の目が眩んで
毒を吐き出し
淡く羽を剥ぐ鷺
売れ残った
息の根を探って
情に皺寄せ
裁きを説く
梶の先
回る機体に
怒り冴え
凍りつく
重力の虹
染め上がり
雪に落ちたら
琥珀の海へ
密室の融解に
明け暮れた
迷子が食う
撒き餌を
遇らう渚
有限の身体が
捲れてく
時代を掘る
蝶が曲げる
反射は無地
教卓に並んだノイマン
増える司会者
ベンチに沸く
若き医師
空白の私を感じて
不死を嗅ぎつけ
脂を擦る
飽きた顔
喚く羊に
隠されて
奮い立つ
盲信の虹
腫れ上がり
指に溶けたら
泡の渦へ
- Lyricist
Tyomo
- Composer
Tyomo

Listen to Zyuryokunonizi by Tyomo
Streaming / Download