Lyric

目を閉じたら

静寂を切り裂いた

一陣の風が

背中を突き抜けていった

離れてく

小さくなってゆく

その後ろ姿が

この地に光を宿した

舞い上がれ

さえぎる憂いを

振り払って

デタラメな

足取りで回せ

迫る影をちぎれ

追い越しては

追いつかれ振り切れない

得体の知れない

スリルに酔いしれてゆく

軋りあう

歯車の悲鳴が体を駆け巡り

限界の先へと煽る

抜け出した

広がる視界

ひとり別世界

鮮やかな

先頭の景色を見続けていたい

じわりじわりと迫り詰めて

いつの間にか射程距離

じわりじわりと迫り詰めて

いつの間にか射程距離

追いすがり

差し切り迫る

脅威の刺客

逃げ切って

先頭の景色は誰にも譲らない