Lyric

零を指した時刻に

月が照らした夜凪(よなぎ)

産まれ落ちた鮮烈

血ミドロリ混ザル誓イ

独占出来ないなら

喉に突き刺す言葉

ドクドク脈を打って

重なる胸の鼓動

嗚呼、どうせ君も優しさの免罪符で

磔(はりつけ)て、痛めつけて知らん顔

殺したげる 細いこの手で

来世は猫に産まれたい

飼い慣らして この狂気を

爪を立ててあげるわ

一緒に産まれ変わろう

果てるまで弄んだら

サヨナラして この世界に

飛び込んだのアスファルトに

飛び散る私は泣いていた

喜びと悲しみのハゼルオン

プラスチックの愛に

閉じ込めた蜃気楼

溢れ落ちた鮮血

染ミ渡ッタ温モリ

嗚呼、どうせ誰も許してはくれない

禁断の果実に口をつけたの

殺したげる 白いこの手で

今世に期待なんてない

赤い糸で雁字搦め

食い込んで解けない

一緒に産まれ変わろう

壊れるまで遊んだら

サヨナラして この世界に

飛び込むだけコンクリート

飛び散る私は微笑んだ

喜びと悲しみのハゼルオン

叶うことのない運命

絶望の果て口づけ

どうせならば君ごと壊しちゃえ

殺したげる 苦しまぬように

中身までもぶち撒けて

闇に咲いた赤いドレス

残酷で綺麗でしょ

一緒に産まれ変わろう

誰も知らない明日へ

サヨナラして この世界に

飛び込むだけ真っ逆さま

最後の瞬間(とき)まで

君と目を合わせてたい

真っ赤に響き渡れ

ハゼルオン