Lyric

壊れたノートに遺された

君の声とパスワード

静電気混じりの画面に

滲むのは夢のログファイル

焼けた基板みたいな心

修理不能と診断された

でも僕はまだ諦めない

エラーの先に光が差す

Digitalianlaboratory

傷だらけの未来でも

コードの隙間から祈るように

僕は“生きている”って叫んだ

Digitalianlaboratory

嘘も現実も混線して

だけどたしかにここにいる

君に繋がる回路の中

感情も曖昧な世界で

壊れたAIが笑ってる

だけどその笑顔にだけは

嘘がないって信じたんだ

拒絶された都市の片隅

ポートの抜けた夢の残骸

誰かの記憶に触れたくて

再起動ボタンを押した夜

Digitalianlaboratory

希望なんて壊れやすい

でもそれでも拾い集めた

小さな欠片が宝物

Digitalianlaboratory

孤独という名のコードを

書き換えるために今だけは

僕を信じて動き出す

赤いLEDが点滅して

終わりを告げる世界でも

君の「ただいま」があるなら

再起動して、また歩き出せる

Digitalianlaboratory

名前のない夜を越えて

バグだらけでも生きてたい

君のために、僕のために

Digitalianlaboratory

最後のファイルが開かれた

その中にあった未来とは

「君と笑ってる」ただそれだけ