幾何学模様の薄いシャツが
風にはためいて
君はひどく寂しそうに
何かを言いかけてやめた
あと1秒、1時間、とか
繰り返してたら
君の一生が欲しくなった
一度もちゃんと言えなくてごめんね
くだらないな
食べきれないほどの
愛をあげたかったのに
日陰と日向の間で煌めく君を
拙い瞬きで閉じ込めて
要らない知恵
一緒にひとつずつ
捨てていきたかったのに
水で薄めたシャンプーで
十分笑えたはずなのに
持て余してたピアスの穴が
夕焼けみたいに赤らんでた
情けない姿でも
忘れないでいてくれたら
どんなに良いだろう
くだらないな
食べきれないほどの
愛を浴びたかったのに
幼い心に積もった愛しさが
声になる前にこぼれ落ちてしまう
要らない知恵
一緒にひとつずつ
捨てていきたかったのに
水で薄めたシャンプーで
十分笑えたはずなのに
その髪に絡んだ切なさを
いつまでも纏ったわたしでいるよ
踊れないから君は最高なんだよ
君の影は世界一美しい
- Lyricist
IZUMI SATO
- Composer
IZUMI SATO
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Kiminokagewasekaiichiutukusii
koihamamono
Artist Profile
koihamamono
”何かがいつも足りなくて、満たされない私達へ" 2015年4月結成、東京を中心に活動中の佐藤いづみ(Vo.&Gt.)によるバンド プロジェクト。 底まで落ちた恋や報われない思い、揺るぎない光について佐藤独自の目線で語り合う。 ロックなバンドサウンドは、女性の中に棲む激情に迫り、いつの間にか失った青春を想起させる。
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