Lyric

老いた父が　静かに呼んだ

三人の息子を　夕暮れの座敷へ

無言で一本の矢を渡し

「折ってみよ」と　ただ一言

ポキリと響く　乾いた音

次に渡した　三本の矢

どれだけ力を込めても　折れはしない

そして　父は語った

一本の矢は　すぐに折れる

だが三本なら　誰にも折れぬ

争わず、支え合い

お前たちで　家を守れ

ひとりで立てば　風に揺れ

強く見えても　折れてしまう

だけど誰かと　支え合えば

束ねた想いは　折れはしない

一人ひとりの想いが

繋がるとき　絆になる

心で結んだ　僕らの力

誰にも折れない　静かな強さ

ひとりじゃ届かぬ夢も

あなたとなら　手が届く

束ねた想いが　光となって

重ねた手の中　そっと灯る

団結は　折れぬ想いの矢

心の奥へと　静かに届く

信じることが　始まりになる

それが僕らの力

誰かがすべてを背負うより

信じて委ねる　その強さ

大きな声と　小さな声で

ひとつの明日を　支えていく

争うことで　失うのは

敵じゃなく　味方の心

違いを越えて　認め合えば

それぞれが柱になる

ひとつの想いが　光となって

繋がる心が　希望になる

団結は　折れぬ想いの矢

それが僕らの力

移りゆく時の中でも

守りたいものが　ここにある

想いと名を　束ねた絆が

未来を射ぬく　矢となる

団結は　折れぬ想いの矢

迷いを貫き　闇を裂く

信じることが　生きる力

それが　三本の矢！