Lyric

「ねえ、人生はどんな物差しで

何を計るんだろう

お金か名誉かそれとも地位だとか？」

「そんな物差しで計れないような

ことがあるかどうか

それが物差しになるんじゃないか」と

君は笑っていた

今の僕はどうだい？

僕は僕に尋ねる

何か計れないような

宝は見つけられたかな？

夏の夜星の下君と笑っていた

僕に戻れたら

2周目はもっと上手くやって

失敗なんてしないのに

自分の不幸に目がいって

君の泣いた心を見落として

残すことばかり考えて

声も出なかった

一人で生きてると思って

掴んでくれた手も分かんないで

冷めた両手を見つめた

そうか、こんなに冷たいのか

想い出から零れた

雫で手が滲む

もう、寝れなくて一人空を見た

前と同じ色をした

星が変わらず

同じ星座を作った

たしか、あの星が1番古くて

あれが1番新しい

どれも君が教えてくれた星だ

今も変わらないよ

今の僕はどうだい？

記憶の君に尋ねる

随分変わってしまって

がっかりされてしまうかな

夏の夜星の下僕と笑っていた

君を連れ出して

どこか遠くへ逃げたかった

そんな勇気はなかったのに

自分の幸を見落として

不幸な自分に縋りついて

幸せになることすらも

怖がっていたんだ

掴んでもらったあの手も

掴まれるための手だったんだ

濡れた両手は滲んだまま

そうか、こんなに落としていた

瞼の裏側が染みた

雫が溢れてく

今の僕はどうだい？

子どもの僕に尋ねる

僕が嫌っていたような

大人になっちゃったのかな？

読めないでいたままの

君からの手紙を読んだら

計れない程の

量の泪が溢れてきた

こんな近くに見つけたよ

手紙を抱えて走った

涙を足跡代わりにして

やっと見つけた答えを

君に伝えたくて

ごめんね遅すぎたけど

忘れないままで叫ぶよ

この痛みが計りだよ

君との記憶が宝だよ

後悔で残酷なほど

美しく色付いた世界

宝を抱えた僕の手で

泪を拭って

やり直してみるよここから

隣に君はいないけど

気づいたよ手を叩く音

よく知る温もりからの音

宝物だけ胸に抱いて

歩いていくよ