Lyric

風が少し冷たくなって

ふと君を思い出してた

あの夕日に染まった空を

ふたり　ただ見つめてたね

何も言えずに　手を離した

僕が子どもすぎただけさ

君の涙の理由（わけ）も聞けずに

大人ぶってたんだ

でもいまなら　ちゃんと話せる

あの日より　少しは優しく

君の笑顔を　守れる気がしてる

もしまた会えるなら

ふたり、また　あの空の下

かわした約束を　思い出せたら

さりげない今日が

奇跡に変わる

もう一度だけ　君と見たい

綺麗な色に染まる朝

遠回りしてしまったけど

胸の奥はずっと

君が咲かせたままの花が

消えずに揺れてた

どんな景色も　ひとりじゃただ

色のないフィルムみたいで

誰かじゃなくて　君じゃなきゃダメで

やっと気づけたんだ

届かなくてもいいけど

願ってしまうよ

「元気にしてた？」なんて

聞ける距離に　いたいだけさ

ふたり、また　あの風の中

名前を呼ばれる　その瞬間に

止まってた時が

静かに動き出す

何気ない笑みの裏で

僕はやっと　ほどけた

君がいるだけで　景色が色づく

何も飾らなくていい　そばにいて

「もう一度」じゃなくていい

「ここから」はじめよう

今の僕で　君に出会いたい

ふたり、また　あの空の下

忘れられなかった　優しい朝に

言葉より先に

心が触れ合う

ずっと遠回りしてた

でも今、ここで　また会えた

何度も見た　あかね色の空

今度はふたりで　迎えよう

ただ、ふたりで