Lyric

Clockwork march

作詞 / 作曲 : 蜜

水玉模様のテーブルに片付けられない君の声

拾い集めてはまたひとつ描く

（period of shallow sleep.）

木洩れ日が溜まるグラスに遊ぶ一輪のトケイソウ

泳ぐ秒針は君に巻き付き鍵を掛ける

覚めても覚めても 再構築されない約束

それでもそれでも 夢の中へと潜る

窓枠で象るパステルに描いた幾つモノ願いは

叶う事もなく煌いて照らす

（period of shallow sleep.）

君を敷き詰めたベッドの側で項垂れたトケイソウ

竦む秒針は頭の中で君を食べる

冷めても冷めても 再融合されない体温

それでもそれでも 強く重ねた掌

静かに流れる針音は君だけを残して

何度も何度も僕だけを刻み付ける

さよなら 深く眠れる森

燃える花に燻る想い 冷たく月へ手を伸ばして

さよなら 淡く犇く森

騒ぐ樹々のフュネラル・マーチ 物憂げに響く君の声

止まった君の秒針は二度と動かないけど

ずっと僕だけは時を数えてあげるから（「おやすみ」）

さよなら 深く眠れる森

燃える花に燻る想い 冷たく月へ手を伸ばして

さよなら 淡く犇く森

騒ぐ樹々のフュネラル・マーチ 物憂げに響く君の声

散りゆく 白い君の欠片

月に触れて蛍みたいに優しく誘う帰路を照らす

さよなら 深く眠れる森 君の色で犇く森

翠色の夢に幕を下ろす

文字盤の花は今もあの部屋で赤い涙を咲かせて