Lyric

その日は、足に紐が絡まって、

僕は、そのまま、転げてしまったのだった。

痛い痛いって　泣きもせず

あー痛いなぁって　ただ単に

針は　元々怖くなかった

小さな痛みぐらいでは　泣かなかった

「こんなものが　どうしたの？」って

周りを見下すようにね

負けず嫌いという感覚は　なかった

けど　常に一位を目指していた

苦手なことの方が多かった

うまく行かないことは　投げ捨てたけど

投げ捨てることは　簡単で

でも　確かに　齧った分だけ身になった

役立つ時が　意外とあるもんだと

その時になって　思ったものだ

「お腹に蓄積した不平不満は　誰の為にそこにあるの？」

見えないフリをして　楽しんだよ

向き合うことをせずに　楽しんだよ

見えないフリをして　楽しんだよ

向き合うことをせずに　楽しんだよ

笑って　笑って

ぎこちない腐った笑顔で

それを向けられる人の気なんて知らずに

手首に刻んだ　暴力衝動は

他者を思っての行動なのに

「どうして　こんなに邪魔ばかりするの？」

僕は　僕に問いかけた

僕の僕に問いかけて

僕は　僕に言われたのだ

「こんなものが　どうしたの？」ってね