Lyric

雨など気にせず

歩いていけると信じていた

降り頻る罵声と惨めさが

空を覆うまで

抱えきれぬ悲しみを

一人で背負いながら

思い詰めた瞳の奥で

君は何を知る

眠れないほど草臥れても

焦りの中

まとまらない言葉が

頬を伝ってくる

夜が明けたのに来ない朝を

いつまでも待っていた

色褪せた時を偲んで

残った理由を探していた

呆れるほど

普通の日々

取り残されそうな

鈍い心で

許せないものを

ここまで守り抜いたなら

きっといつか振り切れるさ、と

無理してもいいから

抱えきれぬ悲しみを

一人で背負わないで

思い詰めた瞳の奥で

君はまだ咲いている