Lyric

いつになく 今夜は

まだ眠りたくないな

窓の外 泳ぐ

クジラを眺めたりして

俺もその口に頬張って

遠く連れ去ってくれればいいな

何も考えないでさ

ため息混じる欠伸に

続きがあるとしても

それならいいや

捨ててしまえば

生憎の雨が上がらない

週末の予定を

どう立てるべきか

決めあぐねてる

タイトルを手で書いたような

恋愛映画に文句を

連ねたって気付いたら寝てる

特別なことはまるで

起こらないね

喫煙の末路は

狭いベランダじゃ分からんな

先延ばし不安から

白煙を飛ばす

それも大それた

問題じゃないと言われれば

それまでのことで

頭は傾いていく

毎日のうだつが上がらない

重圧と期待を

どう量るべきか

知らんふりしてる

敗北の旗が上がらないように

被さって覆う

台風の夜も気付いたら寝てる

ありふれた夜に立って

白煙を飛ばす

特別なことじゃなくて

普通を信じている