Lyric

青の空色と眺めた標識

気付けばいつしか見なくなっていた

今日は懐かしい 夢とか語り合った

あの日は「何処にいますか？」

錆び付くチャイム音も響かず並んだ

机とふざけた昼過ぎのこと

黒板に残る霞む白雲を

ボクら まだ覚えてたんだ

絡んだツタが巻いた電柱と

水辺に浮かぶ誰かのボール

待ち合わせした石堤の上で話そう

足りない学ランのボタンの数が

想い出と思う 今更も

遠い記憶 横顔のまま

キミは寂しく言った

「ボクら大人になってしまったんだ。

もう戻れなくなったんだ。

稚くいられた日はもう無くなったんだ。

ボクら大人になってしまったんだ。

ただ同じ日が過ぎたんだ。

ここはボクらを置いてゆくのに。」

違う詰襟立てて背を向け歩いた

歩幅が少しずつズレ始めた

戻りたい だけど戻れないと知る

ボクら まだ夏を彷徨う

誰かが落としたままの消しゴムと

少しだけの余白のノート

窓際の席 眺めた「夕暮れに帰ろう」

花瓶の揺れた花を見るキミの

刹那に見せている表情が

あの頃から忘れていた

我儘な顔でした

「ボクら大人になってしまったんだ。

もう戻れなくなったんだ。

可愛げな夢や希望は無くなったんだ。

ボクら大人になってしまったんだ。

つまらない日が過ぎたんだ。

ここはボクらを残してく。」

「大人になってしまったんだ。

もう戻れなくなったんだ。

稚くいられた日はもう無くなったんだ。

ボクら大人になってしまったんだ。

ただ同じ日が過ぎたんだ。

ここはボクらを置いてゆくのに。」