

見たことない色の話
聞いたふりでやり過ごす
熱を持った風の中
君はずっと緑だった
光すらもだるい昼
ぬるい空に背が伸びる
知らないまま見上げてた
これが桜だと思った
僕は夏の声だけで
春の言葉を持て余す
開く前の傷もなく
繁る枝にしがみつく
サクラミドリ そう思ってた
君のことも そう思ってた
まだ来ないはずの記憶まで
本当みたいになっていく
蝉の声がひびを入れて
鈍い光が皮を剥がす
僕は君を見上げていた
間違ったまま見上げていた
誰かが見た春のこと
今の僕には眩しすぎる
薄紅とか知らなくて
それでよかったはずなのに
枝の隙間 黒い影
昼のくせに夜みたい
終わったあとの姿さえ
静かに君が笑ってた
僕は夏の短さで
君の全部を決めていた
散ったあとの姿さえ
最初からの本当だと
サクラミドリ そう思ってた
君のことを そう呼んでた
見たこともない季節ほど
綺麗に聞こえすぎるから
蝉時雨が胸を削る
暑いはずなのに寒くなる
僕は君を見上げていた
遅れたままで見上げていた
本当は別の色があって
別の顔で咲いてたって
今の君に触れるたび
もうそれでいいと思ってる
サクラミドリ それでよかった
僕の夏は それしかない
知らないものほど美しく
知ったあとのほうが苦しい
熱の抜けた声でなく
切れた抜け殻みたいな声で
僕は君を見上げている
緑のままで見上げている
- Lyricist
naiyo
- Composer
naiyo
- Producer
naiyo
- Vocals
naiyo

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sakuramidori
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naiyo
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