Lyric

白む空を眺め また今日が始まったことを知った朝

窓の向こう側では今日も 誰かが泣き叫んでる

声が けたたましく鳴り響いて 救えなくなっていた

頭はとっくにおかしくなってしまったよ みんなそうだろ

憧れた世界は どうしようもなく最低なんだ

いつか夢にまで見た空は こんなにも錆びついていて

擦り傷ばっか増えていくんだ このまま

きっと醜いこの身なりになんて救いはない

幸福も安寧もこの身に余る十字架なんだ

いっそのことだ 不都合なこの身体ごと連れて行ってくれ

そんな声さえ届かないんだ

白む空はどうにも 霞んだ目には捉えきれないんだな

だってそうでもなきゃ 何も見えない理由がわからないんだ

何でこんなにも涙が止まらないんだ

止まない暴力と雨霰の中 ただ前を向いて行くんだ

なんて綺麗事言って 何度自分を壊してきた

わかんないんだどう生きるのかも 生きてるのかさえ分からず

開き切った傷口が膿んでいる

やがて目も当てられないほどに爛れていく

何回も 何回も 抉る もう見たくもないのに

捨てられない憧憬なんだ 子供の夢に見た青空

縋るように今日も

痛むんだ 息を吸い込む度に苦しくなって

こんな煤だらけの今 全部黒く染まって御愛想

なんて笑う

何度目が覚めても変わらない 窓の向こうの景色を

求めてしまっていたんだ いつしか

いつか夢にまで見た空は こんなにも錆びついていて

擦り傷ばっか増えていくんだ このまま

きっと醜いこの身なりになんて救いはない

幸福も安寧もこの身に余る十字架なんだ

いっそのことだ 不都合なこの身体ごと連れて行ってくれ

そんな声さえ 届かないんだ