Lyric

蝉の声が遠く

揺れるアスファルト

波打つ影が

君を連れて

まだ消えないで

声が響く

夏の残響が

胸を刺す

未来を語った

青すぎる景色

約束の続き

まだ描けない

水しぶきの匂い

夢に絡んで

手を伸ばしても

掴めないや

本当はまだ

終わりを信じたくなくて

強がるほど

崩れていく心

さよならの合図

夏が終わっていく

一人響く夏夢残響

君が残した影を抱いて

残響だけが

心を縛る

消えそうな夕焼けの中

叶わなかった約束を探す

「また会えるよ」って

言葉は君と消えてさ

握りしめた手は離れてしまって

蝉の声が途切れ

夏の終わりを告げる

拒むように空を見上げて

叫んだところで…

海沿いの風が

頬を叩いてくる

あの日の笑顔が

波に溶けてく

届かぬままの

この願いごと

夏の夜空に

消える光

泣きたいのに笑っていた

残されたのは後悔と

君の名前

消えた笑顔

夏の終わり拒み続けて

残響の中で君を探す

溢れ出した

涙の意味を答えれず

抗うように僕は叫び続けて

忘れたいと願うほど痛むんだ

あの日々だけが

僕を生かそうとする

あの日の笑顔も

涙の温度も

夏の記憶から

逃げられはしない

さよならの合図

夏が終わっていく

一人響く夏夢残響

君が残した影を抱いて

「また会えるよ」って

言葉は君と消えてさ

握りしめた手は離れてしまって

本当はまだ信じたくて

名前を呼ぶ

届かぬ夢と知るたび

孤独が支配する

砕けた夢の残骸さえも

消せはしない残響なんだ

涙で滲んでいく青い空に

もう一度だけ笑う君を探して