Goodbye Platonic. Front Cover

Lyric

Goodbye Platonic.

iori no hito

いつも最低な日々でした

バイトだって遅刻

今日も帰り道アイス溶けている

ちょっと背伸びして買った浴衣

見せる人はいなくて

今日もさんざめく電車で揺れる

揺れながら憂う午後7時

駆け出して 鼻緒に泣かされた事を思い出す

いつも最高の日々でした

ずっと忘れられなくて

夏の夜はいつでも

眩くてくらくらしちゃうな

ずっと忘れられなくて

あの時間を忘れられなくて

ほんと私だけ青くて馬鹿だな

いつも最低な日々でした

空は赤く火照って

泣きそうにあなたを思い出し

煙草を吸ってみた(笑)

いつになっても 変わらないんだな

この距離と関係は同じだ

言いたい事も言えなくてさ

わからない事で埋もれてしまったんだ!

「好きだよ」

最後まで言って欲しかった

ずっと忘れられなくて

夏の花火見る度あなたがチラチラしちゃうな

ずっと忘れられなくて

っていうか忘れたくなくて

ほんといつまでも私って馬鹿だな

いつも最低な日々でした?

いつも最高の日々でした?

それはある春の事だった。

私とあなたの特別な時間は、そよ風と共に何処かへと消えてしまった。

どうせ大した事のない、萎びたジョークのような時間だった。

それでもあの頃は、少しだけ素直に笑えた気がした。

生活は平凡だ。目新しいものも粗方無くなってしまった。

財布にはいつの間にか知らないカードが増えていた。

今年の夏は嘘のように暑く、吹く風は私を嘲笑しながら肌を焼こうとしている。

忘れようと思っても不意に思い出してしまう事。

× × × ×

打ち上げられた花火を遠目に見た。

平たいか、丸いか、を言い争った事もあったっけ。

花火の形も、繋ぐ手の向きも、あなたといた事の全部も、

結局正解を知らずにまた夏が来てしまった。

一人では飲みきれない、大きな缶ビールを買った。

好きでもない煙草を吸ったりもした。

あれから変わったふりをして、ただ姿を追っているだけだった。

一番大きな花火が打ち上がった。

この暑いだけの長く短い日々は、何故だか嫌いになれない。

それはある夏の事だった。

  • Lyricist

    iori no hito

  • Composer

    iori no hito

  • Producer

    iori no hito

  • Vocals

    iori no hito

  • Songwriter

    iori no hito

Goodbye Platonic. Front Cover

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    iori no hito

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