Signal Front Cover

Lyric

Signal

Fuku Mikoto

逸れた宇宙船の中で

ひとり、まだか、まだかと待っている

触れた指先から腐食していく

空間の種

天候を気にしながら

傘を差し 空を仰ぐ

見えもしない奈落の底に

唾を吐き掛け 砕け散る

水溜まりを踏みつけた

忘れられないと嘆いた思い出は

鶴になって 折り重なって

願いとなって いつまでも 飛べずにいる

クラクションが騒がしい朝

いつも目眩に襲われて

足元は宙を浮いていた

菜の花の匂いが 鼻に付いて

愚痴を聞くにも

耳の中のカタツムリも

潰れてしまった

チューブから漏れる透明な輪郭を

ひとつ、ふたつ、指折り数えている

針を刺し ぷくりと湧き出す

鮮上の赤

夕陽に照らされて

伸びた影すら燃えている

叶いもしない空論の末に

墓標を置いて 椅子に座る

追い縋った本を燃やした

ため息のように消えていった景色は

季節となって 折り重なって

後ろを向いたまま 今でも 立ち尽くす

遠くから聞こえる遠吠えの夜

いつも暗黒に囚われて

身体はきしんで締め付けられた

深夜ラジオの音が 耳に付いて

涙を流すには

この一日が渇き過ぎて

ひしゃげてしまった

空を凝らしてみれば

目を合わせることができるだろうか

この一直線上に

誰かが居るのだろうか

  • Lyricist

    Fuku Mikoto

  • Composer

    Fuku Mikoto

  • Producer

    Fuku Mikoto

  • Other Instruments

    Fuku Mikoto

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    Signal

    Fuku Mikoto

"Signal"
A lo-fi experimental J-POP track shaped by post-rock spatial textures and fragmented grooves.

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