Lyric

曖昧だっていいや 気張らなくっていいや

それだけが僕らを繋ぎとめている蜘蛛の糸

淡々と時は進み 抗うこともせず

流れに乗ったまま 一日が終わる

適当だっていいや 堅くなくっていいや

それだけが僕らを縛り付けている手鎖と杭

濛濛と生きてゆき 目に見える終わりもなく

声を上げるのも面倒になった

どちらかが一歩さえも歩み寄れば

簡単に変わってしまいそうなんて

平坦なふたり 暮れない夕陽

誰もが望むような永遠がここにあった気がした

愛なんていらないし

そんな言葉も必要ないし

それだけだとしても僕ら

人並みの幸せで

明日も生かされてるんだ

僕らにさよならはないし

つまりはまた会おうもないし

ずっとこのままでいようか

ぬるい温度のまま

これ以上冷めることなく

夜明けを待とう

曖昧だっていいや 気張らなくっていいや

たまに射し込む不安のような何かもすぐに掻き消える

「そんなんだっていいの？」

「そんなんだっていいでしょう」

「そうだね」

「そうだね」

「そうだね」

「そうだね」

どちらがどちらの言葉だったのか

わからなくなっていく

愛なんていらないし

そんな言葉も必要ないし

それだけの世界で僕ら

空白の時間で

昨日を見せられてるんだ

僕らにさよならはないし

つまりはまた会おうもないし

きっとこのままでいるんだ

重くも軽くもなく

名の無い状態のまま

大事なことは覚えてるつもりだよ

忘れたいことに限って覚えてるの

しょうもない日々の会話だとか

あの時たまたま見れた流れ星とか

一歩前に

そして戻って

なんでもないよ

ってお互いに言って

進んでいく世界に置いてかれてばっかで

何にもできないよ

愛なんていらないし

僕らにさよならはないし

愛なんていらないし

そんな言葉も必要ないし

それだけだとしても僕ら

人並みの幸せで

明日も生かされてるんだ

僕らにさよならはないし

つまりはまた会おうもないし

ずっとこのままでいようか

ぬるい温度のまま

これ以上冷めることなく

夜明けを待とう