

廃れた校舎鉄柵に触れた
紙屑運ぶ風がひとつ
響いた遠く足音が揺れる
それでも空は眩しすぎて
思い出重ねて霞む
掴めないまま滲む景色
言葉も想いも溶けて
震えていた
あの日の青に群青に
吸い込まれていく
近くて届かないあの世界
そっとただ見てるしかできない
すでに知ってた分かってた
心が空っぽなんて気づかずに
あの透明に憧れている
閉した窓辺埃の匂い
誰かの声が淡くほどけた
色褪せた空まだ覚えてる
一人きりでも目を向けてしまう
夢との嘘との間
現実真実の狭間
帰れない戻れない場所を
探している
君の瞳が涙越しに優しく揺れていた
触れられない距離が胸を締め付け
何度も君を呼んでいた
だけど声は青嵐にさらわれ流れ沈んで消えて
深くなるほど孤独が縛りつけてくる
涙が蒼に染まっていく
声が空に飲み込まれる
誰にも届かぬ願い
静かに胸が軋んでた
あの時塞いだ言葉
今でも鳴り響く
あの日の青に群青に
引き裂かれていく
それでも見上げてしまって
忘れたふりで空を仰いだ
美しくて届かない
憧れなんてもう終わりなんだ
そう言い聞かせて
また空を見ている
- Lyricist
kiru
- Composer
kiru
- Producer
kiru
- Guitar
kiru

Listen to A Blue I Can't Touch (feat. HATSUNE MIKU) by kiru
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A Blue I Can't Touch (feat. HATSUNE MIKU)
kiru
A nameless ache sinking deep in the chest.
Even in moments when loneliness and fear threaten to crush you,
there is still a faint spark quietly whispering that this is not the end.


