Lyric

海を優しさとスポーツ飲料で希釈した様な日々は

君がくれた静かな奇跡

額縁の無い水彩画

膿を諦めと日雇いの汗で希釈した様な日々が

君の消失と共に今

現実に還るよ

君が居なくても海はまだ美しいよ

当然かな

何故人は海を見た時

思い出に縋ってしまうの

ねえ　人はいつも弱い心を庇う様に変わってゆくよ

ねえ　かけがえのないものを失くし

立ち尽くし泣き叫ぶのです

鈍い暮らしに羅針盤は目的を失くし彷徨う

敗北や失敗や喪失の壁に躰をぶつけて

その痣はまるで青い花

青いスイートピー

くたびれた時や眠る前

人は思い出に縋る

例えば僕は君がよく呟いた

「バカ...」のままなのかなあ

ねえ　理想はいつも弱い心を誤魔化す様に揺らぎ

で、かけがえのないものを失くし

不幸だと泣き叫ぶけれど

鈍い暮らしも羅針盤にほんの少し勇気があれば

幸や不幸や運命などで測れる物では無いのです

傷口はまるで永遠の花

青いスイートピー

君が居なくても　海はまだ美しいよ

当然だね

何故か人は海を見た時

少しだけ楽になれるの

どこかで　君の声が

千のコーラスで響いている

例えばそれは人生

優しさと諦めを混ぜた潮騒

ねえ　きっと実は

人生には幸せや不幸なんて無くって

かけがえないものやそれを失う事一つ一つに

少しの意味が宿るだけ

勇気を出して　青いスイートピー