

雨の駅舎で 時刻表を見ていた
二番線から 春の列車が出る
あなたは煙草を ポケットにしまって
「身体だけは気ぃつけろ」と笑った
白い封筒 化粧台の端に
切手も貼らず もう半年になる
鏡の前には 落としかけの紅
楽屋の灯りが やけに寒かった
地方まわりの 古い劇場で
あなたによく似た 背中を見かけた
呼べるはずなど ないと知りながら
歌う前なのに 指が震えてた
舞台に立てば 泣かずにいられる
拍手が少し 孤独を隠すから
でも幕が下りて 誰もいない楽屋
椅子にもたれて 朝まで煙草を吸う
幸せならば それでよかったと
何度も自分に 言い聞かせたけど
あの改札で あなたが振り向けば
違う人生も あった気がして
舞台に立てば 泣かずにいられる
この声だけが 最後の居場所だから
拍手が消えた 夜更けの劇場で
ひとり歌って 始発を待ってる
- 作詞者
Alexsophie
- 作曲者
Alexsophie
- プロデューサー
Alexsophie
- ソングライター
Alexsophie
- プログラミング
Alexsophie

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幕が下りたあとで
Alexsophie
終演後の劇場。
灯りの残る楽屋。
始発を待つ夜――。
「幕が下りたあとで」は、
去っていった人への想いを抱えながら、
舞台に立ち続ける女性を描いたシネマティック・ジャズ歌謡です。
昭和歌謡の湿度と、
深夜映画のような静かな余韻を重ねながら、
語りかけるような低音ボーカルで、
“人生の残響”を描きました。
アーティスト情報
Alexsophie
私はソングライティング・アーティストとして、自身のビジョンと言葉を起点に楽曲を設計しています。 制作ではAIを編曲や音像設計を拡張するための制作ツール(楽器)として活用し、最終的な表現と判断はすべて自ら行っています。 Alexsophie名義で、Apple Music、Spotify、Amazon Musicなど主要音楽配信プラットフォームに作品をリリース。 YouTubeでは楽曲作品を、Instagramでは制作過程や作品世界を発信しています。 アーティスト名は、愛犬Alexと愛猫Sophieに由来します。 人間の感性とテクノロジーの可能性を融合させ、静かな余韻と物語性を大切にした楽曲制作を行っています。
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