歌詞

雨、目覚まし、雨

鳴らない目覚ましが　今日は鳴っていた

白い部屋外は冷たい雨

水しぶき遠ざかる　階段は上がらない

せめて行き先だけでも雨

君の名を叫んでも　スープは冷めたまま

思い出を重ねても　もう恋人には戻らない

鳴らない目覚ましが今日は鳴っていた

目を覚ませないままで起きた

何もないこの僕に　合鍵と置き手紙

横たわるシャツの群れ　もう鳴らない電話握りしめ

カーテンを透かしても　スープは冷めたまま

思い出を重ねても　もう恋人には戻らない

骨の曲がった傘の中　歩幅を合わせた木曜日

わたしはわたしのままで思い出す

でも仕方ないじゃないじゃないじゃないじゃない

味付けも変えたけど　スープは冷めたたま

時間切れと言うけれど　他の誰かにはわからない

君の名を叫んでも　スープは冷めたまま

思い出を重ねても　もう恋人には戻らない

絶頂カヲリの“雨、目覚まし、雨”を

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昭和の匂いが漂う、和製ブルースデュオ「絶頂カヲリ」のファーストアルバム。

絶頂カヲリ
沖縄で活動する千葉県出身の男性アコースティックデュオ『絶頂カヲリ』。昨今のデジタル音楽が溢れる中で、あえてアコースティックギターのみの演奏と、ボーカル三日月の書くブルージーで文学的な歌詞が魅力。どこか昭和の匂いが感じられる。
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