歌詞

Bite into the question

かじられたリンゴ　赤い命題のフチ

皮が落ちていく　世界に貼った名前

甘さだけ舌に残る　色は網膜の中

触れている果実より　触れない意味が騒ぐ

断面　白い円　中心だけまだ見えない

種は未来形　まだ咲かない可能性

指先に残った　微かな甘い記憶

「これはリンゴです」と　誰かが決めた座標

Where is the real apple?

手の中の重さ　机に残る影

どちらが本当の　実体なのか測る

かじる前とあと　同じものと呼べる？

名前だけ変わらずに　口で世界を定義

La la metaphysical apple

かみ砕いた問いが　喉をゆっくり落ちる

La la metaphysical apple

飲み込めない部分だけ　胸のあたりで光る

形而上学　キッチンの蛍光灯の下

テーブルの木目　時間だけを数えてる

ナイフの冷たさで　境界線をなぞる

中心に近づくほど　言葉が遠くなる

I call this…

I call this "apple"

呼び名で縁取った　有限なこの世界

皮膚の温度ごと　概念へと写してく

もうここに無くても　ログには残る果実

かじった順番でさえ　ひとつの宇宙になる

La la logical apple

甘さより先に　意味が先行してく

La la logical apple

かみしめた沈黙が　静かに世界を割る

La la logical apple

手放した瞬間だけ　重力を忘れてる