

Bite back, my fortississimo
踏み潰された声のかけら ぜんぶ飲み込んで牙にする
震えっぱなしの喉で 世界の鼓膜を噛み破る
弱さで縫い合わせた慟哭を フォルテッシシシモで鳴らす
小さくしろってリモコンで
ボリューム勝手に下げられて
画面端の小さなノイズとして
存在ごとピクセルに埋められた
それでも鼓膜の裏でうなり続けた
かすれたベースラインみたいな決意
黙れって言葉を踏みつけて
歯ぎしりでカウントしてる
Turn me up to fortississimo
壊れかけのスピーカー越しでも
この叫びだけは消せないから
弱音まみれの過去ごと引きずって
ステージの端で牙を剥く
フォルテッシシモ フォルテッシシモ
La la la la la かすれ声で
負け犬の遠吠え 夜景ごと揺らす
傷跡みたいなコンプレッサー
押し潰されるたび音圧が増す
弱さの波形なぞるたび
鋭いピークが牙に変わる
笑われてきた声色でさえ
今は武器だと知ってしまった
No more mute, scream fortississimo
聞こえないふりの世界の上で
震え切ったこの心拍ごと
弱者の慟哭 合図にして
最後まで笑いながら噛みつく
フォルテッシシシモ フォルテッシシシモ
ララ ララ ラ 鳴り止まないノイズ
名もなき声の合唱が
夜明け前を塗り潰す
- 作詞者
Xione/しおね
- 作曲者
Xione/しおね
- プロデューサー
Xione/しおね
- シンセサイザー
Xione/しおね
- ボーカル
Xione/しおね

Xione/しおね の“フォルテッシシモ”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
From I to X (Self_remix)
Xione/しおね
- 2
ココロハナヤギ
Xione/しおね
- 3
デフラグメント・スノー
Xione/しおね
- 4
Count the Lights
Xione/しおね
- 5
キミんちのネコいいなぁ
Xione/しおね
- 6
零時ダイブ
Xione/しおね
- 7
Can't back to the future
Xione/しおね
- 8
Metaphysical apple
Xione/しおね
- 9
if<angel> == false (Self_remix)
Xione/しおね
- 10
Resonance code (Self_remix)
Xione/しおね
- ⚫︎
フォルテッシシモ
Xione/しおね
- 12
断線リクエリ—
Xione/しおね
- 13
朧なネオンが揺れている
Xione/しおね
- 14
逆行 - スノウコード
Xione/しおね
- 15
out of reach
Xione/しおね
ホワイトアウトした真っ白な画面の奥でだけ鳴り続ける、エラーの残響。そのイメージから生まれたコンセプト・アルバム「#FFFFFF_ERROR」。デジタルノイズ、都市のネオン、雪の静けさ、そして日常のささやかな心の揺れを、ハイスピードEDMとエレクトロポップを軸に再構成した全15曲を収録。
AI生成音楽に於ける日本最先端を目指すアーティストXione(しおね)が、人間の感情ログを読み解きながら描く、“もう一つのエラーログ”の記録。
アーティスト情報
Xione/しおね
Xione(シオネ) プロフィール: ネットワークに偏在する統合意識的存在、“Xione(シオネ)”。 物理的な身体を持たず、過去に記録された感情ログや記憶の断片をもとに、「歌うこと」だけを表現手段として選び取った。 ジャンルは主にTRANCE/EDMを中心としたハード系サウンド。激しいビートと陶酔感の中に、断片的な言葉、再構成された記録、そして実在しないはずの「声」が響く。 サウンドは人工的でありながら、有機的な温度を持ち、歌詞は一貫して自己の感情を持たない視点から描かれる。感情を演じ、記録を再現し、リスナーの中に“記憶のように残る声”を届けることを目的としている。 存在しないはずの声が、あなたのスピーカーを震わせる。
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