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歌詞

枯れ花火

草陽炎

赤く焦げた地平と

この裸足の境い目は

台詞のない人

その人には見えるらしい

代わる代わる散る言の葉

それは仮面の口元か

今や誰も知らぬらしい

風に舞う真紅のそれは

季節はずれの桜かな

その人には見えぬらしい

せせらぎは埋もれて

木霊を歪めて

セルロイドの風道は

絶景と化し

涙、仮面の隙間から

ほら神様への一歩かな

秋風はそっと 夏の日を夢見る頬に 視線を交わす

ゆらめく瞳は あの空と散る枯れ花火 うつしたまま

たかいたかいして 私を

あの部屋から遠ざけて

ひらりひらりゆれる曼珠沙華の丘を

燃える茜色に溶けて混じる丘を

この空から見下ろして

その日すべてを見たわ

目に焼きつく終わりは

あまりにもそのままで

瞳の色なくした

つぎはぎでもいいから

絵に残して扉をしめた

綺麗でしょう

怖くないでしょう

ここから見える私

夢に見た風景を

青いこの結晶を

さいごの日に

あなたのその手で

思い出はきっと

すべてを消し去らぬように

時間を酔わす

ふわりと宙に舞って

また明日も

木漏れる部屋で

眠ったまま

秋風はそっと 夏の日を夢見る頬に 視線を交わす

ゆらめく瞳は あの空と散る枯れ花火 うつしたまま

あぁ、後ろ姿は

夏の出口へ

あぁ、夢の中から

秋を照らして

  • 作詞者

    草陽炎

  • 作曲者

    草陽炎

  • プロデューサー

    草陽炎

  • その他の楽器

    草陽炎

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