

勿忘の花びら
一つずつ重ねて
すくいあげた土は
冷たく光った
花言葉の通りに
一つずつほどいて
目に沁みる香りを
しきつめて祈った
青く沈みゆく穴の淵で
こぼれ落ちた一言は
夜空をおこした
いま、光の中
幼い私は
季節に彩られ笑っていた
ほら、風を受けて
その小さい手を広げたまま
私を見た
ひとすじの涙を
その頬に描いて
「そこで待っていてね」と
泡のように笑った
いま、光の中
幼い私は
どこかへ駆け出してく
うすれてく
ほら、いつのまにか
あの日の空は
青い空は
手が届くから
私は花の中
目を閉じた
待ち続けた
- 作詞者
草陽炎
- 作曲者
草陽炎
- プロデューサー
草陽炎
- その他の楽器
草陽炎

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- 1
蜃気楼に入る
草陽炎
- 2
きっと海に溶けて
草陽炎
- 3
少年は夏を追う
草陽炎
- 4
瞼、産声、殻。
草陽炎
- 5
枯れ花火
草陽炎
- 6
ただそこにある月
草陽炎
- 7
白い雨
草陽炎
- 8
空のおとしもの
草陽炎
- ⚫︎
青の弔い
草陽炎
- 10
水が舞う駅
草陽炎
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草陽炎
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