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歌詞

ワルツ (reprise)

Pied-Piper reprise

君の手をつかもうとして、

泳いでる指の先から、

伝うのはかすかな息。

覗くのは君の気持ち。

ほら、怖くないから

ひとみを閉じて

すぐそばについてるから。さあ。

ふたりぼっちの舞台の上を、

靴の音と呼吸を合わせながら。

転んだっていい。笑わなくていい。

僕らだけが知ってる

秘密の歌で踊ろう。

悲しげに濡れた目を、

閉じたまま君は踊る。

ねえ、叶うなら、僕にだけ、

ねえ、どうかその傷を見せて。

ほら、痛くないから

そっと触れるよ。

少しだけ忘れられたならーーー。

死んだ目をした街を抜け出し、

誰の声も届かない深いところで、

時計の針も抜き取ったなら、

おんなじ夢を見よう。

ほんの少し眠ろう。

ふたりぼっちの舞台の上で、

踊り疲れて、もしも、

気が向いたら、

少し笑ってくれるだけでいい。

それだけでいいんだよ。

僕のすべてが救われる。

  • 作詞

    吉本 載

  • 作曲

    吉本 載

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アーティスト情報

  • Pied-Piper reprise

    日本で活動するロックバンド。バンド名はドイツの民間伝承「ハーメルンの笛吹き男(The pied piper of Hameln)」に由来し、「誰もが思わずついていきたくなるような、魅力的な音楽を作りたい」という思いから命名された。2015年12月に解散、2021年12月より、ドラム・吉本載のプロジェクトとして再始動。心象を抽象的に表現した、叙情的で文学性に富んだ歌詞は、「悲しみ」という漠然としたテーマを基に構成されている。それを包み込むメロディは、 ときに違和感を感じるほど不安定に、かつ初めて聴いた者も入り込めるほどキャッチーに作られ、唯一無二の音楽性を形作っている。

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