残滓のジャケット写真

歌詞

残滓

サドヤ

色の褪せた写真をアルバムにしまうように。

私たちも、きっと、思い出になるから。

口に出した言葉も、

口に出せない言葉も。

記憶の中で息をするの。

胸を焦がす痛みも、熱を帯びる瞳も。

不思議なくらい、ずっと、覚えているように。

期待出来ない約束も、

くしゃりと笑う顔も。

記憶の中で息をするの。

私が大人になって、この町を抜け出しても。

なんでかな。あなたが側にいる気がして。

子どもみたいな我儘も構わず言えるのなら。

もう一度、触れられたら。

二人の影が遠く離れていく。

風が吹いてあなたを攫っていく。

匂いが、声が、水に溶けてしまう前に。

少しだけ、歩いてみようと思うんだ。

  • 作詞

    サドヤ

  • 作曲

    サドヤ

残滓のジャケット写真

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