※ 試聴は反映までに時間がかかる場合があります。
※ 著作権管理事業者等が管理する楽曲は試聴できません。
本楽曲は、社会的な理想や完璧主義に縛られ、自らの本能を見失ってしまった中年男女へ捧げる、極めて耽美で退廃的なジャズナンバーです。
蜂蜜が滴るような密度の高いシンセドローンを背景に、ファゴットのねっとりと絡みつくような不穏な低音と、ミュートを付けたトロンボーンの気怠い旋律が、聴き手を心地よい閉塞感へと誘います。歌詞では、周囲の人びとの期待に応えようと長い歳つきを模範的に生きてきた主人公が、「ラダナム」の持つ植物でありながら動物的(レザー・ムスク)な官能性に触れることで、理性の檻を自ら破壊し、正解のない琥珀色の迷宮へと自ら囚われにいく陶酔のプロセスを描いています。正しい生き方に疲れ果てた夜、すべての義務感を忘れて自らの本能の熱に深く耽溺したいときに、最も濃密な救いをもたらす一曲です。



