ぐらついた足元
暖色の照明が
曇天を切り裂いて僕らを僕らにした
「そうだよね、そうだよね知ってたよ。」
きみは言う
IPhoneのバイブレーションが
現実だと告げて、
筒抜け、
虚ろげな目
盲点がどこにあるかも分からないように
見えないようにして
大人になってたんだ。
気付かない内に僕たちは
光みたいな君は時々救ってくれるけど、
すぐにどっかいって
虚無感を共感で濁して
可愛いで済まして
鏡向けさしてくれよ
ねぇ。
明日は仕事です。
団子の電車です。
坂道越えれば着く「当たり前」
ねぇ、大人になったら
僕らヒーローになれてるのかな
もういいけど。
ふらついたホームで
青色の照明が
私をブルーにしてるんだ
今日は楽しかったよ ありがとう。
涙もろくなるのも、
この先は孤独だからかもしれない。
だから今日は、ね
何でもないこの空間
なにが正解かなんて
とっくの昔に
わからなくなってる
明日は仕事です。
団子の電車です。
坂道越えれば着く「当たり前」
ねぇ、大人になったら
僕らヒーローになれてるのかな
もういいけど。
散々で 曖昧で
愛されてないけど、
僕ら僕らのまま
照らされてるんだ。
適当で アンダンテ
歩いて着いたのは
どうでもいい僕らの場所 だったから
- 作詞
guref
- 作曲
guref
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大人になっていく
guref
アーティスト情報
guref
guref(グレフ)は、京都南、学研都市線沿いのアーティスト、詩人。2003年生。 その内省的で青色した歌詞は半自叙的に書かれており、ふとした感情の機微を捉えノスタルジーを感じさせている。 お笑い、ゲーム、デザインなど多くのカルチャーに精通しており、時たま歌詞に好みが垣間見える。