思い残せば飛べやしないのジャケット写真

歌詞

思い残せば飛べやしない

Kine Lune

湿った空気と 雨のにおいが

染み付いたコートの 襟を濡らす

低く飛び去る 鳥の影は

幼子(ひな)の待つ 温かな巣へ急ぐのだろう

「たくさん食べて、大きくなれよ」

場違いな優しさが 口をついて出る

根無し草のように あてもなく

いつまでふらふらと 彷徨(さまよ)っているんだ、俺は

帰る場所なら あったはずさ

今でも待って くれているならね

そんな淡い幻(ゆめ)を 打ち消すように

あしたは西か それとも北の果てか

居つけない街のノイズに 背を向けて歩き出す

あてのない身の上(みうえ)なら どこへ行くのも自由さ

気楽なものだと 煙草に火をつける

だけど本当は 自由という名の

終わりのない孤独に 怯えているだけさ

「一体なにから 逃げ回っているんだ?」

誰もいない夜道で 影が問いかける

思い残した未練があれば どこへも飛べやしない

わかっているさ、今更もとには戻れないことくらい

根無し草のようになってしまっても

どうしても忘れられない 面影がある

期待するだけ無駄なことだと

乾いた心に 言い聞かせるさ、これからも

降り始めた雨のなかを ただ独りでゆく

あてのない旅路の 足音が響く

振り返るな、明日(あした)が俺を呼んでいる

根無し草の、孤独なブルース

  • 作詞者

    Kine Lune

  • 作曲者

    Kine Lune

  • プロデューサー

    Kine Lune

  • ボーカル

    Kine Lune

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