Lyric

夕焼けのようなこの街で

相も変わらず歩いてきた

君を見た瞬間の鼓動すら

届かないまま

ひとつ　ふたつ　もういいかい

見え　隠れ　白い肌に

御伽噺のように拙い印を

残していいかい

エンカウンタービート

あんたとずっと

生き長らえるため歌う

そういつだってふっと

現れてはすっと

涙流す間もなく消える

空回り　絡まりながら

死角を狙うからなんて

月夜に揺らいだ

黄色いベール纏った

神でも鬼でもない君は誰

かごめかごめほら

隙間を覗かせろ

君が隠してる

タカラの在り処

ひとつ　ふたつ　もういいかい

泣き　笑い　紅い頬に

作られた涙と仮初の笑みは

誰の為なの

エンカウンタービート

あんたにもっと

届くようなヘルツで歌う

離れぬようにぐっと

引き寄せてはぱっと

温もり冷める間もなく消える

ただ酔いつつ　漂いながら

聴かせてあげるからなんて

今日明日明後日

どんどん遠ざかっていって

朧気な身を噛み砕く

なあ鬼さんこちら声のする方へ

誰かが口ずさんだ　ならば家へ帰ろうか

よい子にはまだ早いからね

日が落ちて影が伸びて

親鳥が鳴く頃　僕の鼓動がまた止まって

気付いたらもう攫われてる

エンカウンタービート

あんたとずっと

生き長らえるため歌う

そういつだってふっと

現れてはすっと

涙流す間もなく消える

空回り　絡まりながら

死角を狙うからなんて

水面に映った

すっと心奪った

神でも鬼でもない君は誰