斜陽のジャケット写真

歌詞

斜陽

ムラタユスラ

それはさもしき願いにて

あの人が聞き届けるはずもなく

見送った背中に咲く

恋とは徒花か

我が身は折れることもなく

ただ気丈に今を暮らしたりなば

同じように失った人が

この手を求めてきた

僕の名前を呼んでおくれ

思い出せないようにしてくれ

夏の嵐よ打ち消して

想いは束の間の夢のごとくだろう

神が噛み千切ったあと

三日月が残ってしまった

欠けたもの同士

満たすように睦む帳かな

枯れた遊水池の縁にしゃがんで

泥に映り込む斜陽を

愛でるその横顔に

かなしみ覚ゆ秋の日よ

やがて私たちのほかに

狂れたる者もいないと分かると

慰め合うのみに堕ちる

世界は伽藍堂

僕の名前を呼んでおくれ

思い出せないようにしてくれ

泣き腫らした目を無視して

露と消えたならどんなに良かったか

山が鳴り響く夜に

恐れから身を寄せあいなば

お前の心が見えた

囚われの雲雀にや

神が噛み千切ったあと

三日月が残ってしまった

欠けたもの同士

満たすように睦む帳かな

  • 作詞

    ムラタユスラ

  • 作曲

    ムラタユスラ

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    斜陽

    ムラタユスラ

ムラタユスラの詞世界が存分に味わえるシングル。古語を用いながら独自のロック表現を展開する。「欠けたもの同士満たすように睦む帳かな」
「斜陽」ミュージックビデオ https://youtu.be/k7UqUHl5wWk

アーティスト情報

Studio Crusoe

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