ひとりの日のジャケット写真

歌詞

特等席

TOT WORKS

このイスはね、君の特等席だ

ひとつしか見えないこのイスはね

生まれた時からあったんだよ

見えたり見えなかったりするけれど

このイスはね、僕の特等席だ

居なくなろうとした僕の席だ

生まれてこなけりゃよかったと言われて

泣けなかった僕の席だ

イスとりゲームは続いていくらしい

みんな正しくてみんな間違うから

傷が消えなくて残った穴ぼこは

繋がり合うために生まれた鍵穴

君の座る場所から僕が

僕の座る場所から君が

見えるならそれはもう指定席だね

そういえば

昨日飲み残した冷めたコーヒーを

電子レンジに入れてあっためてみたら

ピピピってレンジの鳴らす音が少し

あの人が僕を呼ぶ声に聞こえたよ

あったまった真っ黒は明日に似ていて

香りたつ匂いに連れ去られそうだったんだ

軽いやけどと共に舌に残る苦味は

祈りに似ててあの約束みたいだ

そうだあいつに返事をしないと

今度飲みに行こうって、全然飲めないけど

そうだ帰りにトイレットペーパー

買って帰ろう、明日も使うから

明日も生きるから

  • 作詞

    TOT WORKS

  • 作曲

    TOT WORKS

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TOT WORKS、3作目のオリジナル作品。
1st mini album「ひとりの日」
アコースティックギター一本と歌のみで構成されたシンプルなアレンジ。
ひとりの人間が独りになるからこそ、ひとりじゃなくなることを描いた弾き語りアルバム。

アーティスト情報

  • TOT WORKS

    神奈川県 厚木市出身在住のシンガーソングライター 「居なくなっていい人はどこにも居ない」 「人の居場所は必ずどこかにある」 その想いのもと、人の居場所をテーマに音楽、ゴミ拾い、インタビュー、バラエティなどで活動している。 TOT音楽教室 主宰 NPO法人ごちゃまぜ 副代表理事 NPO法人ハイテンション 音楽講師

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