「絡まってしまうなら解けばいいって。」
僕はみだりにイヤーフォン離した。
暮らしの移いは必然で。
でも、置き去りにしたのは僕だ。
「すれ違ったら戻ればいいって。」
君はしきりに優しく撫でた。
今更になって気がついた
君の向こう側に
君泥む。馴染んでいた
何気ない愛しさや
星を待って、羊だって
無駄遣いできたのは
君が教えてくれたから
不器用でいいんだ。と
流れる声を
繋ぎ止めるのは
左耳だけでよかったんだ。
「絡まってしまうのも私は好き」って
また優しく呟くから
ときめきに心うるさくて
少しだけボリュームをあげた。
流行りや嘲りだなんて
似合わないから止したんだ。
代わりに散々歩いて
くだらない話をしようって。
「二人だけでいいから
ひだりにならって暮らそうよ。」
誰も気づかないように
僕はまだ透くんでいた。
あてがきもないのに。
届いたって、
言葉なんて心うつらないのに。
君が教えてくれてたのは
「永遠はあること」
それはきっと、
瞬く幸せの花束を貰うようだった。
僕は独りよがりで
君も心細くて
頬を寄せて暮らす。とか
君が笑ってみせた
先は僕じゃなくて。
どこかで分かってたから
戻らなくてもいいから
君を救いだす声が
僕のマクガフィンなんだ。
君泥む。
馴染んでいた
何気ない愛しさも、
僕はきっと字幕を切って
君だけに届くように
「夢を見るのは誰にも止められない。」
だから、
流れる声も瞬く幸せも
繋ぎ止めるから。
眠れぬ夜、君を見つけたら
隣で笑ってみせるから。
- Lyricist
Maro Takada
- Composer
Maro Takada
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