歌詞

ティンカーベルの羽根を裂いて

ガラスの靴で夜を蹴った

午前0時のベルが鳴る

モンスターが目を覚ます

煌びやかなドレスの奥で

誰にも見せない傷が疼く

鏡の前ではスマイルだけ

でもほんとは壊れそうで

「優しいフリ、疲れたでしょ？」

心の声が囁くたび

おとぎ話はもう終わり

真夜中から私のターン

ハートに牙を隠した

シンデレラ・モンスター

誰にも気づかれないように

嘘のまなざしで踊る

ねぇ、王子様

夢見てるだけじゃ届かないの

バラバラの愛を繋げて

今、爪痕を刻むよ

ヒールの音が響く街に

夜風が甘くざわめいて

「大人しくしなさい」なんて

その鎖、もう千切った

綺麗なだけじゃ終われない

愛されるだけじゃ足りない

この心が叫ぶままに

誰かを壊してしまうのなら…

「救われたい」って言えないまま

笑顔で全部塗りつぶして

白馬の騎士はまだこない

なら、私が物語を変える

赤いルージュで書いた

フェイクなラブソング

本当の私を隠して

誰かの理想を演じる

ねぇ、気づいてよ

おとぎ話の裏にいる

泣き虫なモンスターの

祈りを抱きしめて

ドレスを脱いだその先に

真実（ほんとう）の私がいたら

怖がらずに

キミは抱きしめてくれるかな？

ハートに牙を隠した

シンデレラ・モンスター

壊れかけた夢の中で

君をずっと待ってた

ねぇ、王子様

奪いにきて、この手ごと

運命を変えるそのキスで

今、檻を壊して

午前0時を過ぎても

魔法なんて解けない

だってこれは、

私自身が選んだ夜だから。