閑言が鳴るのジャケット写真

歌詞

閑言が鳴る

IDONO KAWAZU

平凡が立っていたんだ

白黒の都市に埋まってしまった

乱れる画像を映した場所を

知り得ることはないから

平然、語っていたんだ

衒学寡聞に成ってしまったんだ

「もういいや」って思っていただけ

説教染みた縊れた機構

付箋塗れの猥らな表情

有象無象が蔓延る魍魎

裏返せない螺旋構造と

無為を象る窓の向こうに

いつか見た昔日の景色に

憐憫をただ衒っていただけ

何時だって待っていたんだ

僕だけのこの場所で眼を閉じて

あの日の記憶を見る

そうやって会っていたんだ

互いが見えずとも

これからも漫然と息をする

環状線は何周目

果ては何処でもいいね

繰り返す行為に慣れ過ぎてしまった

三三五五に散った影は

もう並ぶことはないけど

煮詰まった行間が

全てを語っていたから

始発電車の電鈴が鳴った

見渡す席に誰もいない

身体だけでも逃げ出したい

景色が変わればと期待だけしている

何時だって分かっているんだ

貴方が来ないこと

回想に僕がいないことも

それでも待っているんだ

もう誰も来なくていい

この場所で独りで記憶を見る

  • 作詞

    IDONO KAWAZU

  • 作曲

    IDONO KAWAZU

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