敗残兵のジャケット写真

歌詞

敗残兵

abelest

いったい主は何処?

主どころか隊すらも散れじれ

病院は追われ森の中彷徨う

信用できるやつはどこにもいないな

常夏トロピカル、嘘つき

そのイメージ、北の人間のもの

彩り豊かな木の実ばかりを食べてたやつから戦線を離脱

ドラマチックじゃない

ピンダンウーウェイだけどなんとなく辛いんだ

窒息しそうな澱んだ空気

2日前から塩だけ舐めてることに

なんで気づかない?

痛い、痛いことが嫌いで神経質な我ら

あらゆる機能が低下してるのに

トロピカルモルヒネ食べてわからない

当て所もなく彷徨う兵、やあ

撤退できない彷徨う兵、やあ

今日もまた暑い

毎日毎日隙間なく低い雑木林

変哲ないことに何いうでもなく

陰性の喜びを吸い込む

やたらと煙が、んまい、んまい

孤独の敗兵、タイムイズ無価値

確実な予定が見えないまま

荒廃していく情緒にしがみつく

イメージ世界がみんな

限られて矮小化される

それすら何もかもイメージなのに

君すら敗兵の言葉そのもの

撤退ラインどこ?

もう遅い

叶わぬ夢を幼少期に見た

讃美歌歌う安らかな時代

そこでは全てが意味を帯びてた

主、主は?

会いたい、会いたいけど

姿変わってどこかで、今でもなにかとこちらみてて

いつかまた

と1人妄想する

当て所もなく彷徨う兵、やあ

撤退できない彷徨う兵、やあ

  • 作詞

    abelest

  • 作曲

    abelest

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    敗残兵

    abelest

いつの間にか取り残されていた経験は皆さんにもあるのではないでしょうか?
本曲「敗残兵」は、過去と現在が交錯する物語を織り成します。
中心となるのは、主も隊も失い、孤独に彷徨う兵士の姿。
彼は戦闘から取り残され、追い出された病院から森へと逃げ込みます。
彼に信用できる存在は、自分だけ。
その荒涼とした現実に打ちのめされつつも、彼の中には生き抜くという頑なな意志が息づいています。
歌詞の「主、主は?」というフレーズは、彼が昔を偲ぶ瞬間を描いています。
彼がかつて従っていたリーダーへの慈しむような思い、そして彼と共に過ごした時間への懐かしさ。
これらが、彼を支える力となり、生き抜く勇気を与えています。
さらに、彼は「主」に再会したいという願望、幼少期に抱いた叶わぬ夢、讃美歌が響く平和な日々を思い出すことで、厳しい現状を何とか受け入れようとします。
過去の思い出が彼の今を救う力になっていると言えるでしょう。
この曲は、そんな彼の苦悩と希望、そして人間の生の営みを描き出しています。

アーティスト情報

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