Lyric

あの時君は言ったんだ

今大切に育てた時間は

未来をきっと大きく羽ばたいてくれるんだって

噛み締めて噛み締めて

時々適当にを繰り返して

手探りで雲の裂け目を探し続けるんだ

澄み切ったセルリアンブルーの空と

絵画みたいな雲

もやもやの奥にある晴れた景色

期待と不安を募らせながら

助走をつけて少し下がってみよう

怖さもあるけれど

風と会話して大空を翔ける

イメージをするんだ

その時君は言ったんだ

最初は少しだけ踏ん張って

高く飛んだら後は上昇気流に身を任せて

少しづつ少しづつ描いた地図に

色を足してってさ

あの時描いた形を浮かび上げていくんだ

目の前には何千何万通りの

果てないルートが

これだけあればどれが合ってるとか

どれが違うとかないだろう

風に遊ばれて心はふわり

揺れそうになるけど

選んだ先以外は目を逸らさないと

狂いそうになるんだ

刻々と時間が進む中で

自分の飛び方飛ぶ方向を探す

淡々とこの世が進むことだけは

なんか少し寂しいな

その時僕は思ったんだ

死ぬまで定まることがない

この混沌とした大空を笑えた方がいい

追い風も向かい風もわからない

自分だけの道を

自由ってそんな感じなんじゃないかな

あの時君は言ったんだ

今大切に育てた時間は

未来をきっと大きく羽ばたいてくれるんだって

噛み締めて噛み締めて

時々適当にを繰り返して

手探りで雲の裂け目を探し続けるんだ

淡々と過ぎゆく毎日に

引っ掛かりを作ろうと

性懲りもなく進む僕らを

神様は哀れに思うだろう

重なった痛みと願いが

いつか同じ風に乗る日まで

不確かな未来に賭ける勇気を

この羽根に宿して