

濡れた舗道に揺れる街灯
滲む輪郭 足音が溶けてゆく
遠ざかる笑い声の余韻に
胸の底まで冷たい風が忍ぶ
還れぬ場所を求めて
ひとり夜を彷徨っている
頬を伝う雫の中に 今も
君の面影が宿る
傘の端をすり抜けた滴が
淡い記憶をさらってゆく
言えぬまま沈んだ言葉たちは
闇に浮かぶ星のように散らばる
還れぬ場所を求めて
ひとり夜を彷徨っている
褪せかけた街の灯りが
心に影を映し出す
もし時が解けて
あの日へ還れるのなら
ためらわず君の名を
震える声で呼べただろうか
還れぬ場所を求めて
ひとり夜を彷徨っている
雨に濡れた都市の果てで
君を想い 歌い続ける
- 作詞者
annok_k
- 作曲者
annok_k
- プロデューサー
annok_k
- プログラミング
annok_k

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雨都の幻影
annok_k
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