歌詞

SMIRE – 「しあわせの貯金箱」

その微笑みは、誰かの明日を照らす小さな光かもしれない。
そのやさしさは、目には見えなくても、確かにこの世界に存在している。

SMIREの最新バラード「しあわせの貯金箱」は、そうした“見えないけれど確かにそこにある幸せ”をテーマにした、涙腺にそっと触れるハートフルな一曲です。

耳に届いた瞬間、心がほどけていくような透明感あふれるSMIREの歌声。その声が静かにピアノの旋律に溶け込み、まるで記憶の奥にやさしく語りかけてくるように始まります。
物語は、ポケットの中にそっとしまわれた“幸せのコイン”から始まります。それは、誰かの笑顔を見た朝に生まれる小さなきらめき。お金では買えないけれど、確かに毎日のなかで少しずつ増えていく――そんな、心の中の“しあわせの貯金箱”を描いています。

この楽曲には、誰もがきっと一度は感じたことのあるあたたかさが、丁寧に、そして優しく織り込まれています。
たんぽぽの綿毛のように風に乗って運ばれていくやさしさ。すれ違った誰かの涙が笑顔に変わる瞬間。目に見えないけれど、確かに世界を少しずつあたたかくする“ちいさなしあわせ”を、SMIREはまるで魔法のようにすくい上げ、そっと歌にして届けてくれます。

サビでは、感情が一気に高まり、ピアノとストリングスが豊かに広がるなかで、歌声がまるで空を舞うように響きわたります。高音とともに涙がにじむような構成は、聴く人の心に深く残り、気づけばそっと涙をぬぐっているような不思議な感動を与えてくれます。

そしてこの楽曲の魅力は、ただの感動バラードにとどまりません。
それはまるで、「やさしさ」を再発見させてくれる一篇の詩のようでもあり、自分自身の中にも小さな光があることを思い出させてくれる祈りのような存在でもあります。

誰もが心の中に“しあわせの貯金箱”を持っている――。
それは、誰かの一言や表情、すれ違う瞬間、ふとしたぬくもりの中で、そっと増えていく。そんな希望に満ちた世界観が、最後の一音まで丁寧に描かれています。

「しあわせは、静かに、でも確かに、誰かから誰かへと受け継がれていく」

この歌は、そのことを優しく、確かに、あなたの心に届けます。

涙のあとに、きっと笑顔が待っている。
SMIREが歌う「しあわせの貯金箱」、それは“心にそっと灯る光”です。