Lyric

からっぽのフィルムが映し出す世界

繰り返す夜明けは涙によく似ていたね

叶わない願いを窓辺に並べて

落ちてくる時の影に手をひたした

帰りたい場所があって　戻れないぬくもりがあって

ねぇ　いつか想い出も旅立つ日がくるのかな？

星くずのさざめきが今も心にちらつく

揺れている君の瞳（め）はまるで二つのポラリス

追いかけてもつかめなくて　僕はまたひとりぼっち

さかさまの三日月がたたずむ天窓

僕たちの未来はいつだってそこにあった

信じたい嘘があって　守りたい真実（ほんとう）があって

ねぇ　すべてを失くしても幸せになれるのかな？

どこまでも差し伸べた　明日を見上げる指先

やわらかなその髪は風になびく旗のよう

ここにいるよ　どんなときも　君を見つけられるように

星くずがさざめいて　届く　光の旋律

こだまする声はそう　幾億年も前から

そばにいたよ　君は僕のたったひとつのポラリス