児来也 風雲録のジャケット写真

歌詞

ごくつぶし

児来也

目が覚めても欠伸が止まらない

朝から何もやる気がしねぇ

空がバカみたいに晴れ渡り

日差しが寝ボケ眼に突き刺さる

たまには自分にハッパをかけて

ネジを巻きながら焦ってみるけど

何時でも大して長くは続かない。

ア~貧乏ゆすりが癖になる・・

「五体満足でいられれば他には何も望まない」と、

誰もが生まれたばかりの頃は

決まり文句で出迎えられる

でもそのうちに虫が湧き出して

食って寝るだけで飽き足らず

身の程知らずに高望みして

隣の芝生に青ざめていく

働き者、怠け者、臆病者、変わり者

賢い奴、間抜けな奴、すがりついて祈る奴

朽ち果てた大地を勝手に荒らし回り

空を飛んで、海を渡る、

汚れた星の

ごくつぶし

かなわない願いと届かない思いが

雲を呼び集めて雨を降らせて行く

山よりも高く、海よりも深く

駆け昇れる夢と、追い回す現実

心と頭と身体が引き裂かれ

昨日も、明日も、このまま変わらず・・

手足を大の字に投げ出して

生きる価値と、意味をこじつけて

高いびきのふらちなごくつぶし

酔いつぶれて今日もひまつぶし

幸せ者、***者、裏切り者、笑い者

追われる奴、狂った奴、舌を出して逃げる奴

浮かれる奴、苦しむ奴、なだめる奴、からかう奴、人の上で裁く奴

生れ落ちた罪を気楽に使い回し

煙を吐き、水を枯らす崩れた星の

ごくつぶし

ごくつぶし

ひまつぶし

  • 作詞

    志田 イタル

  • 作曲

    志田 イタル

児来也 風雲録のジャケット写真

児来也 の“ごくつぶし”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

80年代から活動しているパンクバンド「児来也」の1995年から2010年までの間にリリースされた音源集。サウンド面では洋楽、邦楽を問わず初期パンクからハードコア、オルタナティブと言われているような音楽全般に影響を受けながら、歌詞は日本語による語感、リズム等に拘っている。「人間牧場」等、初期の音源は比較的ポップで軽いノリのパンク・ロックになっているが、年を追うごとにサウンド、歌詞、共に激しくなって行く。吉田拓郎の「今日まで そして明日から」のカバー、ライブ音源2曲も収録。

アーティスト情報

  • 児来也

    80年代からアンダーグラウンドで活動し続けている、昭和の生き残りパンクバンド。The Stalin、INU(町田町蔵)、頭脳警察、村八分等、リアルな"PUNK"としてあるべき日本語の歌詞に拘ったスタイルのバンドやアーティストに影響を受けている。

    アーティストページへ


    児来也の他のリリース

Office 児来也

"