

今宵も赤い紅をひく
それは男に抱かれる為でありんす…
わちきは、この遊郭に囚われの身
赤い着物をはだけ…
透き通る、わちきの肌は華の蜜のよう
蝶がたくさん、毎晩 飛んでくるのでありんすよ
甘い蜜に、銭子をたくさん落としていく蝶たち
時折、華をやめたく 枯れたく思う時がありんすえ…
「酔って酔って 乱れる夜は…」
背中の龍の入れ墨が 踊り狂いますえ、主様
ぶっそうなもんぶら下げとる、刀はしまっておくんなんし
野暮な夜になっちまうでありんす…
飲んでおくんなんし…
人生、短いのか長いのか…
月にたずねる刻(とき)がありんす
なんも口 聞いてくれんのどすえ
こまった月どすな…
「酔って酔って 乱れる夜は…」
背中の龍の入れ墨が 踊り狂いますえ、主様
勝手に、禿の白い肌に 触らないでおくんなんし
わちきの白い肌で、酔って酔って…
この戀に溺れておくんなんし…
「主様…もう一度、今宵 逢えますやろか…」
- 作詞者
夏目そら
- 作曲者
夏目そら
- ミキシングエンジニア
夏目そら
- ボーカル
ポン汰

夏目そら の“龍女の戀”を
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龍女の戀
夏目そら
妖艶で切ない、花魁の戀物語
遊郭に囚われし女が歌う、恋と哀しみの物語。
揺れる恋心、乱れる夜、龍の刺青が踊り狂う…
アーティスト情報
夏目そら
日本の伝統美と現代のエレクトロサウンドを融合させた音楽を制作するアーティスト。和楽器×エレクトロ、ボカロ×幻想的なメロディを得意とし、幽玄で切ない世界観を楽曲に込める。TuneCoreを通じて、より多くの人に音楽を届けたいと思っています。
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