歌詞

堕ちてゆく影の色

騒がしい耳鳴り

染められた感情は

まるで黒いハナ

流れてく甘い匂いも

乱された長い髪も

包み込む白い熱も

どれも幻想みたい

鉛色の光が照らし出す

自分だけの思い描く世界は

身を刺してく雫に彩られ

夢へと誘う

紅い月が微笑んだら

闇夜のドレスに身を任せて

煌めいてた星たちさえ

羨むようなステップ踏んで

射していた淡い光

離れてく温もり

吸い込んだ苦い思い

冷たさも手放して

鈍く光る息を吐き出して

独りだけの儚い楽園へ

枯れ果てた涙が囁いて

"そこ"へと手招く

蒼い月が嘲笑ったら

揺らめく瞳で虜にして

琥珀の月満たされたら

漂う揺籠に囚われて

咲き誇ってたバラたちはもう

零れては溶けてゆくだけ